ファビピラビル(英: Favipiravir)は、商品名であるアビガン(Avigan、登録商標第4500382号、開発コードのT-705)として知られています。
富山大学医学部教授の白木公康と富士フイルムホールディングス傘下の富山化学工業(現:富士フイルム富山化学)が共同研究で開発した核酸アナログでRNA依存性RNAポリメラーゼ阻害剤である。
日本以外で承認されている国・地域は無いが、2020年には新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の治療に効果があるとして各国で研究・治験が開始された。
2020年2月22日、新型コロナウイルス感染症の治療の一環として、投与する考えを示した。
Favipiravir versus Arbidol for COVID-19: A Randomized Clinical Trial
Chen C, et al. 〔medRxiv. 2020 Mar 17〕
COVID-19の治療におけるファビピラビルとアルビドールの比較:無作為化臨床試験 (日本語概要)
Experimental Treatment with Favipiravir for COVID-19: An Open-Label Control Study
Cai Q, et al. 〔Engineering. 2020 Mar 18〕
ファビピラビルによるCOVID-19の治療に関する非盲検非無作為化比較試験 (日本語概要)
Ivashchenko AA, Dmitriev KA, Vostokova NV, et al. 〔Clin Infect Dis. 2020 Aug 9;ciaa1176〕
COVID-19中等症患者におけるアビファビル(一般名:ファビピラビル)治療 ― 第II/III相多施設共同無作為化試験の中間報告 (日本語概要)
Early favipiravir treatment was associated with early defervescence in non-severe COVID-19 patients