水道から黒い水! 中国安徽省で赤痢発症

現在、猛暑や大雨が、コロナ禍の世界中を襲っています。

日本各地で最高気温を記録する猛暑の中、新型コロナウィルスのためにマスク着用しているので、熱中症を発症する方も多く、とても深刻な問題となっています。それに加え豪雨も各地を襲い皆さん、大変な夏を過ごされていますね。

中国安徽省で、水道水が原因と思われる赤痢が発症しています。水道から黒い水が出て約500人の住民が嘔吐や腹痛などの症状を発症、病院で赤痢と診断さました。当局では、この水道水が原因とし水の供給を一時停止、調査をおこなっているところです。安徽省は洪水被害もある場所、この水道水がどうして黒くなったのか、十分な調査をしてもらいです。

赤痢は、日本では法定伝染病とされている病気。赤痢菌によって起こる大腸感染症です。発熱、嘔吐、血便などを伴うとされ、大腸中の膿や血液などがそのまま排泄される状況から「赤痢」と命名されたともいわれているほどです。

現在は世界各地でワクチンが研究されていますが、疎かにすると特に子供や高齢者は重篤化する恐れもあり、油断は禁物です。赤痢は、有効ワクチンがあることや、衛生面の発達により、日本ではほとんど見られなくなりましたが、衛生面が発達していない場所では、菌の発生が心配される場所もあります。

今回、赤痢が発症した安徽省は、黄山で知られる風光明媚な場所です。あの高い山々の頂きに水蒸気のようなはかない雲がかかっている様は、とても幻想的で美しいですよね。しかしながら、衛生面はまだまだのようです。21日、中国当局の発表では「貧困層の飲み水の安全問題解決」ということだったのですが。

今年は、こうした感染症や病気なども多い気がします。もちろん新型コロナウィルスに対しての対策も万全にしていきたいですが、それ以外に発生する災害や発症する病気などにも十分気を付けていきたいものです。

最近人気のキャンピングなどはどうでしょうか?

日本の水道水は、世界の中でも十分安全とされています。が、最近はミネラルウォーターを飲み水として購入するお宅も多くなっているのではないでしょうか?キャンプでは、こうしたお水を飲料水として持参することが多いと思いますが、万が一、キャンプ地での水を飲む場合は、必ず煮沸してから飲むようにしましょう。山水や使用頻度の低い蛇口から出てくる水には、何等かの菌などが含まれている場合が多くあります。気を付けてキャンプを楽しみましょう。

安徽省では、多くの子供たち、高齢者の方々がこの病状に苦しんでいるそうです。まずは、赤痢からの回復、そして一日も早く、地元安徽省の衛生面が良好になることを願っています。だってあんなにきれいな場所なのですから・・・