「コロナ後遺症」に悩む 世界中で散見される治癒後の体調不良

現在、世界のコロナ感染者数は21,074,199人(8月14日時点)。この中には、現在も闘病を進行形で続けている方々、すでに治癒された方々、そして残念にも命を落とされた方々が入っています。いかなる場合であれ、この地球上で、約2千万人の人々が「新型コロナウィルス(Covid19)」に苦しんでいるのです。

新型コロナウィルスが恐れられている最大の理由が、感染率の高さ。そして、未だに有益な治療薬やワクチンが無いことなどがあげられます。こうしてどんどん増加し続けるコロナ感染者ですが、幸いコロナから治癒したとされる人々も今、新な「コロナ後遺症」という脅威に脅かされています。

この「コロナ後遺症」に関しては、世界中からの報告があるので、一度は聞いたことがあるかと思いますが、後遺症の症状や度合いはそれぞれ異なり、治癒したとは言え、コロナ後遺症に非常に苦しまれる方もいるそうです。症状としては、倦怠感や息苦しさ、関節炎などで、数週間に渡り後遺症が現れるという報告もあります。呼吸器系の症状は、コロナ後遺症の代表です。体内に入り込んだウィルスが肺にたまり炎症などをおこすため、もともと呼吸器系の疾患がある人は十分注意が必要。咳込みや呼吸困難、胸の痛みなどは後遺症を疑った方が良いかもしれません。

報告では、感染者の約10%の人々が、こうした「コロナ後遺症」症状が長引き、陰性(いわゆる治癒後)になった場合も、職場復帰が難しくなっているとのこと。イタリアでは、コロナ感染退院後の体調不良の人々にむけたリハビリ施設があり、復帰の手伝いをしています。

後遺症の症状は多々ありますが、もし後遺症が出た場合には、その対処法が大切です。しかし、現在ではまだ特にこれといったものがないので、各症状により専門医に診察、治療を受けた方が最適だそうです。

先述のように、その症状や期間に関しては、まだまだ調査が必要な段階ですが、こうした世界中で見られる「コロナ後遺症」を、今月から、日本の厚生労働省も本格的に調査を行います。イギリスでの調査では、10人に1人の割合で後遺症の症状が認められ、数週間程度持続するとの結果がでました。日本での調査結果はどのようなものか、今後の対策にもなりますし、とても興味があります。調査結果から「コロナ後遺症」の対策が早く確立されるのを期待しています。

コロナから治ったと言っても、コロナ同様の症状がでて体調不良では、気が気ではないですね。今回の「新型コロナウィルス(Covid19)」は、とにかく厄介なウィルスということを念頭に置いておきましょう。感染したら自分のみならず、他人にも迷惑をかけてしまう。治ったら治ったで、また後遺症に悩まされる。これが現在の「新型コロナウィルス(Covid19)」なのです。

感染しても無症状だし大丈夫だとか、持病がないから大丈夫。。。と思われている方もある一定数はいるようです。感染して苦しむのは、ご自身以外にも周りの大切な方々です。

何よりも、「感染しないための対策、行動」を心がけ、実践していきましょう!