新型コロナウィルスの感染拡大が騒がれてから、
早くも半年近くになる。
昨年末には、中国武漢で罹患者がでて、
そこから、瞬く間に感染が広まっていったのだが、
今はすでに5月末。
世界も、季節が冬から春、春から夏へと変わっている。
マスクの重要性が叫ばれてから、
外出時のマスク着用は、すでに当たり前のものになっていて、
着用を忘れて外出しようものなら、
周囲の人よりも、自分自身が何か物足らない感じがするようになった。
そのくらい、マスクは、生活に密着してきている。
緊急事態宣言も解除された。
政府の、新型コロナウィルスの感染拡大防止は、ある程度収まったということか。
加藤厚生労働相は26日の記者会見で、
「来る夏場に向け、熱中症に注意する必要があり、
ソーシャルディスタンスを十分にとった屋外では、
マスクをはずして活動すること」を呼びかけた。
確かに高温多湿でのマスク着用は危険を伴う。
「マスク着用」が新しい生活様式に組み込まれ始めている現在、
正しい着用の概念が、非常に大切になってくる。
世界に蔓延しているのは、新型コロナウィルスだけではない。
多くの病気、疾病があり、
毎年、熱中症でもたくさんの方が命を落としている。
新型コロナウィルスだけにとらわれて他を見失ってはいけない。
2020年今夏(6~8月)は、厳しい暑さがやってくると
気象庁では予想している。
エアコンでの温度調節や、自身での十分な水分補給など、
これからは、熱中症対策も徹底していかないといけない。
もちろん、十分なコロナ対策をしてから、
マスクが不要の場合には、他人に迷惑をかけずにマスクを外す、
というのが必要になってくるだろう。
「コロナだけを見て、熱中症で倒れては本末転倒」
「コロナだけが命を脅かす病気ではない」など、
一般市民からの意見も多い。
「マスクは常に携帯し、TPOで着用しよう」という声もある。
確かにそれが一番大切なことだろう。
通勤や通学、人混みに行く時はマスク着用、
散歩時、公園など換気のよい場所で、
人との間隔が2メートル以上あいている時は、マスク必要なし、
帰宅して、うがい手洗いが完了したら、
自宅内では、マスク不要、などなど。
こういった形式が当たり前となるまでに、
新しい生活様式のマニュアルのようなものが、
作成できるとよいのだろう。
誰しも、健康は大切。
政府には、新型コロナウィルスを踏まえて、
熱中症対策にも力を注いでほしいと同時に、
我々ひとりひとりも、コロナウィルスだけでなく、
その他の病気、疾病にも十分気を付けて暮らしていかなければならない。