WHO.新型コロナウィルス決議案に同意するも 台湾参加案件は、下半期へ検討持越し

中国より圧力でWHO.新型コロナウィルス決議案に同意するも 台湾参加案件は、下半期へ検討持越し

最終日となった19日のWHA(世界保健総会)では、

EU(欧州連合)主導により提案されている

新型コロナウィルスに関する検証を求める決議案が論点となった。

この決議案は、同様に日本、アメリカ、ドイツなどからも共同提案されている。

WHO(世界保健機構)には、ウィルスに対する手段や

初動対応を十分に検証すべきであるという決議案が提案されていて、

今回のWHA(世界保健総会)で、

WHO(世界保健機構)及び中国も、この提案に同意した。

テレビ会議システムで開催されたWHA(世界保健総会)で、

中国・習近平主席は

「新型コロナウィルス終息後、WHO(世界保健機構)主導で行う検証を支持する」とし、

中国の「開放的かつ透明的、責任感のある対応」を強調。

アメリカを中心に巻き起こっていた「中国責任論」を払拭したい狙い。

中国は、今後2年間に渡り、約2147億円を拠出するとも発表。

これもWHO(世界保健機構)への資金支援中止を表明した

アメリカ・トランプ大統領を間接的に避難した形だ。

中国でコロナウィルスを対応するワクチンは有効性はどうなるでしょう。

また、「中国生産のワクチンは、全世界の公共財」とも主張し、

発展途上国への支援をも呼びかけている。

結果として、WHO(世界保健機構)及び中国ともに、

各国から提案されていた決議案に同意することとなった。

一方で、台湾のWHA(世界保健総会)へのオブザーバー参加案件は、

年末、下半期総会での議論案件とされた。

不参加となった件に関しては、台湾当局はすでに、

中国からの異例の圧力を受けた結果だとして

WHO(世界保健機構)に対して「遺憾の意」を表明している。

年末総会への持越しに関して、

台湾の呉外交部長は、

「同盟国、同じ意見の国々を尊重すべき」とし

この決議に同意している。

中国・北京の外交部はこの決議に対し、

「台湾独立に道がないことが、再度証明された形」だと回答。

台湾・蔡英文総統は、

「WHO(世界保健機構)の決定は政治圧力に屈服した結果、

残念であるとともに、厳正に抗議をしたい」と批評している。

世界中が注目していたWHA(世界保健総会)が終了したが、

今回、決議案同意がなされた

「感染症終息後に、発生源、初動対応、感染経路などの検証を十分に行うこと。

各国が納得する独立性、透明性、包括性がある検証を行うこと」

は、非常に重要なことである。

将来的に同様な感染症が起こらないとも言えない現在、

この共通意識を持つことが、解決に向けた大切な事柄であろう。